2019.10 箱根 1日目

クルーズの予定が、、、、

一昨年の 「オーランドとラスベガス旅行」 以来
母たちのパスポートが切れて行っていない二組母娘旅行ですが
船の旅ならゆっくりできていいのでは、と安易に考え付いた娘たち。
そうと決まったらさっそく手ごろなショートクルーズツアーを見つけて
申し込みました。

、、、が、全滅!!!
半年前に申し込んだにも関わらず
すべて満室、キャンセル待ちも受け付けないものもあったりで
早々にあきらめて鉄道旅となる箱根に行き先を改めました。

、、、、が今度は10月中旬に台風が東日本を襲い、
各地で被害が広がりました。
ちょうど去年は
私の住んでいる関西でも強い台風が来て
大変怖い思いをしたので
今年の状況を心配していました。
テレビでは箱根の様子も映し出され、
被害の大きさを知ることになり、
はたして行けるのかどうか迷っていたのですが
私はとにかくお宿が営業していているのなら、と
行く気満々でした。

ただ、「箱根」って有名だけれど
全く地理がわからない私。

  登山電車 ~ 山を登る電車ね。
  ケーブルカー ~ ロープウェイとどう違うんだっけ?
  ロープウェイ ~ 登山電車で登ってまだロープウェイで上がるの?
  海賊船 ~ 山なのに船?

↑ というぐらい^^;

新幹線に「箱根」という駅がないのも
初めて確認(笑)

だけど今の時代、ネットですぐ調べられて便利ですね~。
↓この地図でよーくわかりました^^d
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義妹のK子さんが去年行っているので
大体のことはお任せし、
箱根といえば!のお宿「強羅花壇」を組み込んでもらいました。

当日朝8:17新大阪発の新幹線、久しぶりの ひかり に乗ります。
のぞみでなく、ひかりだし、朝早いから
空いているのではと思っていましたが甘かったです。
そして、東南アジア系の旅行者さんの多いこと。

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名古屋から母たちが乗ってきます。
こういうふうにグループで利用駅が違うとややこしいですが
K子さんの会社内の旅行部門に指定をとってもらっていたので
間違いなく合流できます。

富士山が見える側でお願いしてあったので
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この景色も堪能できました。
私にとってこうして見る富士山は本当に久しぶり♪

約2時間15分で小田原に到着。





小田原から強羅へ

ここからはJRでなくて小田急電鉄になるんですね。

旅行を申し込んだ時に「箱根フリーパス」という切符も買ってあったのですが
旅行の二週間前に東急に電話して聞くと
(その時は)登山鉄道もロープウェイも海賊船も運行しておらず、
せっかく買っていただいても楽しんでもらえないと思うので払い戻ししますよ~
ということでした。
(すみません、
これは今回の台風による特別な配慮だったのか
普段でもできることなのかは確認してありません)


二週間後、小田原で現地の様子を見て
もう一度買うかどうか決めればいいね~ってことで
うちの場合は旅行社(義妹の会社に入ってる旅行部門)にいったん引き取ってもらいました。

いったんはキャンセルした周遊フリーパスですが
今はもう、登山鉄道とバス道の一部以外はOKだということらしいので
ここでもう一度購入しました。

三日間乗り放題で5,000円でした。
夏に行った友人がタクシーがなかなか捕まらなかったと言っていましたし
今回はいくつかの美術館を回る予定があったのと、
富士山を観たいという希望があったので
この公共の乗り物乗り放題は私たちにとっては
とても便利でお得な切符でした。
ただ、今回はこちらの窓口ですぐ買えましたが
混んでいたら時間がロスになりますので
旅行会社など代理店で購入しておいたほうが良いのかもしれませんね。


10:52

小田原から箱根登山鉄道に乗ります。
登山する鉄道ってどんなかと思ったら
ごくフツーの電車でした。
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登山鉄道は途中の箱根湯本までなら運行していたのです。
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30分で湯本駅に到着です。
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12:05
箱根湯本からは振替運行のバス(大型の観光バスではなく、路線バスです)に乗ります。

私たちはフリーパスがあるのでそのまま乗れます。

わぁ~ずい分並んでいます。

約40分後バスに乗ることができました。

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私たちはたまたま座れましたが
車内は立っている人もいてぎゅうぎゅう詰め状態です。

この時は振替バスという事もあり、
スーツケースは後ろのドアのあたりに臨時の置き場があり、
バス会社のスタッフさんが整理しながら乗せてくれましたが、
後日美術館巡りの時に乗ったバスでは
そのようなことはないので
スーツケースなど大きな荷物を持っていると
かなり場所を取って大変そうでした。


12:35
ここが箱根駅伝の山道か~と
バスで揺られて30分、
強羅に着きました。
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まずは腹ごしらえ、お昼御飯です。
どこに入りましょうか。。。
あら、こじんまりした良さ気なお店、「伊勢力」さん。

扉を開けるとちょうど中のお客さんが終わって出られるところでした。
なんとわざわざ東京からこのお店にお魚を買いに来られたんですって。
そう、元々はお魚と仕出し屋さんだそうで、
その仕出しがおいしいからお店で食べさせてよ、という希望が多かったために
このお店を開いたのだそうです。

と言っても中は4~5人がやっと座れるぐらいの広さ。

メニューも海鮮丼かうな丼の二種。

私たちは海鮮丼セットを頼みましたが
うな丼もこのお値段で絶品だそうです。
もちろん海鮮丼もここは山なのになぜこんなに美味しいの?というぐらい♪




箱根ケーブルカーとロープウェイ

13:43
お腹もいっぱいになったので
次は早雲山までケーブルカーに乗ります。
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登山電車とケーブルカーの駅は一緒なのかな?

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ケーブルカーはケーブルで車両を引っ張てくれるんですね。
ロープウェとの違い、はい、わかりました^^;
ここも外国の方の多いこと。

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14:12

早雲山からはロープウェイに乗り換えです。
駅は直結です。

二週間前にはここから大涌谷も不通で
(これは台風の影響ではなく、噴火の影響で)
それを代行する道が台風でやられてしまったので
このルートで桃源台まで行くことができませんでしたが
今は大丈夫。


14:18
しばらくすると富士山が見えてきましたよ~。

この高さから見る富士山、ちょっと手を伸ばせば、、、、
届かないか。。(笑)


14:22
大涌谷ではまだ外に出ることはできませんが
乗り換えだけします。
名物黒玉子を買うこともできませんでした。

(2019.11.15 大涌谷園地が再開し、
大涌谷駅構内にある「大涌谷 駅食堂」ならびに「大涌谷 駅の店」の営業も再開したそうです。)

箱根という土地は約3,000年前に
箱根火山の爆発が起こって大涌谷芦ノ湖ができたのだそうです。


14:45
芦ノ湖が見えてきて
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桃源台に着きました。




海賊船

あれが海賊船ですね。

15時発の船は修学旅行生と一緒になって
大混雑しそうだったので
一つ遅らせました。

その間無料の待合室で待たせてもらいました。

その人の多さに心配になり、
母たちのためにも絶対に座れるように
特別船室(フリーパスを持っていると400円の追加)の切符を買いました。


15:40
いよいよ乗船。
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海賊船もいくつか種類があるみたいです。
私たちが乗ったのは「ロワイヤルⅡ号」。

特別船室はさすがに優雅でした。

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匠の宿 佳松

16:14
箱根町港に着くと
お宿のお迎えがあり、
大きなワゴン車でゆったりと連れて行ってくださいました。

今日のお宿は
去年K子さんが泊まってお薦めの「佳松」です。
全室18室の隠れ家的な旅館です。

お宿に着くとまずはロビー横の個室で
お抹茶のサービスがありました。

私、旅館って久しぶりなのでワクワク♡


さて、お部屋です。
なんと、8畳間が三つもあるという、
広々とした和室でした。

入ったところの次の間がこれまた広い。
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三部屋あるので一部屋でお食事、
二部屋がそれぞれ寝室に使えるという
とても贅沢な滞在ができました。
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3階のお部屋だったので
明日の朝はこの窓から富士山が見れるかも~♪
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あら、かわいい♪
タオルと足袋ソックス、巾着袋が四人四色で用意されていました。



荷物をほどいて
まずは温泉に入りに行きました。
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家族風呂は空いていれば自由に入れるそうなので
まずはそちらへ。
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(↑写真は次の日に撮ったものです。)
誰かが入ると入口にかかっている電灯に灯りが付きます。


18:30
さて、温まったところでお食事です。
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まぁ、なんと達筆なお品書き。

 

 

 

 

 

どれも大変美味しく、
仲居さんがいいころ合いを見計らって
次のお食事を運んでくださったので
楽しくいただけました。


寝具の横に新しい浴衣が畳んで置いてありました。
温泉に行ったときに浴衣を着ているし、このままでいいと思っていたのですが
よく見るとこの浴衣は
帯がいらない(合わせた右と左をひもで結ぶ)作りになっていて
おぉ、これぞ寝間着ではないですか!?
なんて粋な計らいでしょう。
さっそく着替えたのでした。
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寝る前に
今度は大浴場に行って休みました。
そんなに大きくはありませんが
露天風呂もあり、とっても気持ちのいいお湯でした。
もう本当っに気持ちよくってとろけてしまいそうでした。
これは絶妙な湯温のせいなのか、成分のせいなのか
こんなにお風呂に入って気持ちいいと思ったことはありませんでした。
お風呂の様子は → コチラ